2025-02-07 (Fri)

淑徳大学 観光経営学科での「世界のテーマパーク」の講義:逆に発見したこと

先月、淑徳大学の観光経営学科で「世界のテーマパーク:最新の潮流と傾向」について講義する機会がありました。話した内容は昨秋ビッグサイトで業界向けにセミナー登壇した時のトピックを「若者向け」に噛み砕いたものにしました。皆さん教室の前の方に座り、うなずきつつ反応していました。一方、私も学生さんの反応、話題から以下の発見がありました。

意外にも相槌や挙手が多かったこと(➡聞き手の関心にフィットすれば双方向の講義が成立するということ)

学園祭の模擬店で得た収益を、東京ディズニーリゾートに行くための原資に充てるつもりも、全員は行けないという話(➡TDRの料金高騰による厳しい現実)

記念写真を撮ろうとしていたら「撮りましょうか?」と笑顔で申し出てくれて、片手でカップ麺を持ちつつ、片手でスマホを縦横回転して連写してくれた学生さんのホスピタリティ(➡以下が作品です。)

観光経営学科の黒羽准教授(左)と

往々にして、「今の若い方は」「Zやミレニアム世代は」とざっくり分類してしまいますが、今や皆が同様に興味を持つコンテンツは存在しませんし、増してやテーマパーク業界もパークでの体験内容を各ゲストの興味と優先度に応じて組み立てて提供する方向で動いています。 よって、ますます老若男女の区分は関係無くなり、従来のセグメント分け(年齢・性別x居住地x行動様式など)だけでは通用しないと実感しました。

世界の最新事例を中心に(中東、ドラゴンボールパーク等)

今後も年齢、性別、職業、国籍に関わらず多くの方と、テーマパークの近未来、いや次世代モデルについて語り合いたいと考えています。