この業界にいると、オリンピック、IR、万博という流れにどう乗るかという気合いの強い方と出会います。正直、私もかなりそうでした。日本という熟成した特殊な国で、集客の大きな機会が続くのですから。そこで何かして一旗揚げたいと。。。
しかし、その後、世界のテーマパークや多様な集客施設の動向に注目し、また、日本ならではの潜在力のあるコンテンツの深さを学ぶうちに、一過性のプロダクトアウト的な営みではなく、本当に世界の人々の「楽しみたい心」を満たして「笑顔の栄養」をいただくために、「楽しませたい心」の思いをきちんと伝えることが、まずは大切だと考えるに至りました。
例えば、忍者でも、桜でも、その楽しさや美しさと共に、背景にある史実や逸話も含めて、判り易く、楽しく、没入感のあるテーマとして伝えることで、また、それらを肌で、五感で感じられる場を提供することで、人間に与えられた「知る」喜び、「体験する」楽しみを、もっと上手く世界に伝えられないかと考えています。
その実現により、より多くの方に、世界の広さ、文化の多様性、そして、平和であることの有難さを実感していただければ、今また混沌とする世界の、悲願である「世界平和」に一歩でも近づけると信じて、今年も出会いとご縁を大切に前進したいと思います。
「楽しませたい心」と「楽しみたい心」との最高のマッチメーカーでありたい!
エルダー・田中&アソシエイツ株式会社 代表取締役 田中宏明
(写真は新年最初の出会い:「あっぱれ!吉沢屋」のお二人と)