先日の「世界の果てまでイッテQ!」にて、ドバイでデヴィ夫人が女子会を楽しむ様子が放映されました。(彼女は82才で「後期高齢者!」と言いつつ、世界最大級の屋内パーク(IMGワールズ オブ アドベンチャーでした)のスリルライドに挑戦していました。)
ドバイは、行かれた方は感じたと思いますが、街自体が「エンタメ系非日常空間」です。
「世界一」が大好きで、超高層ビル、観覧車、噴水ショー、巨大モールなど、どれも圧巻の世界一です。
テーマパークも総面積232haもある「ドバイ・パークス&リゾーツ」(3つのテーマパーク+ウオーターパーク+高級リゾートホテル等)が存在感を示しており、更に万博のレガシーが街に加わり、益々、日本には無い体験、風景、建築が溢れてきました。
国家であるUAEでは、ドバイの隣のアブダビにもヤス島エリアを中心にテーマパークが多く、あの人工衛星から見えるフェラーリ ワールドもここにあります。(世界最速240km/hコースター「フォーミュラ・ロッサ」もここです。)
これほど目立つ集客施設が集積する背景には、UAEが「世界一」の集客センターとして、各大陸から人を集め、あのテーマパークのメッカである米国フロリダ州のオーランドをも追い越そうとしている政策があります。(さらに隣国のサウジアラビアが遂に動いており「キディア」という巨大なプロジェクトが進行中です。)
今、賃金上昇の停滞や円安に悩む日本から見れば、オイルマネーが羨ましい限りですが、確かにUAEでは政府系マネーがパークの赤字を埋める流れもあり、国策としてオイルマネー依存から脱却しようという強い意志を感じます。
テーマ性集客の肝とも言える、期待を超える「非日常」「没入感」による「高揚感の連続の構築」それが街全体に仕込まれているかのようです。
世界を見渡せば、大型のパークや新潮流のパークはかなり中東と中国に流れています。
我々も、今後は世界のどこにでもワクワク遊びに行ける様に、体力と気力と財力を蓄えておきたいものです。